帰りの通勤風景 地下鉄の階段の踊り場で倒れている人に声をかける。

通勤・仕事

(写真出典:ぱくたそ(これはイメージです))
通勤帰り。地下鉄の駅の階段を改札に向かって降りていると、その階段中ほどの踊り場の真ん中にスーツ姿のサラリーマンがうつ伏せに倒れている。

階段を下りる他の数人の乗客達は、まるで何事もなかったかのように通り過ぎて行く。私が、その倒れている人の所まで降りて来た。その間、その人はピクリとも動かない。死んでいるのか? まさか? とりあえず声をかけて見た「大丈夫ですか?」

すると、動いた。ゆっくりと、無言で、かなり苦しそうに、ゆっくりと、ゆっくりと立ち上がり、壁に寄りかかり痛みに耐えている。声も出せず、苦しそうな表情で・・・

とりあえず見える範囲での出血はない。まあ、立ち上がって意識もあることだし、私はその場を立ち去った。

なんとなく気持ちは分かる。転んでメッチャ痛い。息も出来ない。でもカッコ悪いので根性で立ち上がった。でも動けない。息も出来ない。声も出ない。動けない。痛い。恥ずかしい!助けてー!でも声も出ない。そんな所だろうか? お気のに。怪我がない事を心より願っています。

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