(出典:ドラマ「イチケイのカラス」 第11話中に出て来る童話より)
何のために人は働くのか? 答えは、童話「三人のレンガ職人」にある。中世、ヨーロッパの街、旅人が三人の職人に出会って行く、「ここで何をしているのですか?」と同じ質問をする。
一人目の職人は、親方の命令でレンガを積んでいるのさ、と答え不満をもらす。
二人目の職人は、大きな壁を作っているのさ、と答える。家族を養う仕事があることに感謝する。
三人目の職人は、完成までに100年はかかるけど、教会の大聖堂を作ってるのさ、完成すれば多くの信者のよりどころになる。そう答え仕事に使命と誇りを持っていた。
同じ仕事をしてても見ているものが違う。なぜ働くのか、そこを強く意識している人の未来がおのずと大きく変わる。三人のレンガ職人の10年後からして明白だ。
一人目の職人は、相変わらず文句を言いながらレンガを積んでいた。
二人目の職人は、賃金は高いけど危険をともなう屋根の上で仕事をしていた。
そして、三人目の職人は、現場監督として多くの職人を育て、出来上がった大聖堂には彼の名前が付けられた。
童話は、これで完結するが、現実ともなるとそう単純ではない。
旅人:ここで何をしているのですか?
私:パワハラ上司に耐えているのさ。私がこのポストにいる限りパワハラ上司の犠牲者が一人は減る。(私の前任者は1年で退職している。申し送りは、たった一言「上司がやばい!」だった)。もう仕事の意義・使命と誇り、どころではない。仕事の意義は社会貢献、きっと何かの役にたってますって!もう、生きてるだけで、せーいっぱい!ですけど。
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